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| ダマスクローズBlog

創業者の古い写真

古い写真


蒸留所で最初に案内された部屋は、蒸留所内に作られた小さな自営博物館でした。

8畳ほどの部屋にはオイルを入れたクンクマや初代ボンチェフ氏が使用したボロボロの手提げ鞄などが置かれていました。壁には白黒の写真が何枚も飾ってあります。

「これがボクの一番好きな写真です」

といって指さした写真はボンチェフ氏が英国の取引先家族といっしょに写っていました。

かわいい小さな英国娘も写っています。良好の取引関係が伺えます。

なぜそれが一番のお気に入りなのかF氏は説明しませんでしたが、遙か(当時は彼らにすればオリエント急行で行くかなり遠い外国だったでしょう)。

フランスやイギリスまで出かけていき大きくビジネスを展開した初代ボンチェフ氏のベンチャー精神に彼自身共感するものがあるのかもしれません。

「これらはおばあちゃんの家で見つけたものです。こういう写真が残っていることはかなり後になるまでわかりませんでした。」

この蒸留所さんの現社長であるD氏とその後継者F氏が蒸留所を再開したのは1992年。

それまで自分の祖先がブルガリア屈指の蒸留所を運営し西洋諸国と大きなビジネスを展開していたことをおばあちゃんは、子供達にさえ話すことはありませんでした。

それはブルガリアが第二次世界大戦後に共産主義国家となり工場が政府に没収されて以来、過去を話すことさえ憚れたという辛い時代と関係があるようです。


  • (2017-08-12)

バラ蒸留所の人

バラ蒸留所の人


街の中心部にあるパラスホテルのロビーで待っていると元気のいいおにいさんが飛び込んできました。この蒸留所さん社のF氏です。

はじめてお会いするのにすぐにわかりました。2メートル以内ですでにカラダからバラの香りが強烈に発散しているのです。心中「バラの火焔をしょった男」とネーミングしました。

バラ蒸留所の風景


ローズオイル精製の最盛期、F氏は工場から直接迎えに来てくれたのです。そのためか匂いが「全身これバラ男」状態です。

蒸留所は、町中心部から北西20kmのところにあります。幹線道路から村に入りそこを抜けた林深いところにありました。

蒸留所の立地条件はバラ畑に近く清涼な水が豊富に採れるところ。水蒸気を冷却するために水が必要なのですが結果的に天国のように美しいところに建てられます。

  • (2017-08-12)

ブルガリア・バラの谷

カザンラクの街


バラの産地として有名なカザンラク(Kazanlak)はブルガリアのほぼ中央にあります。

北側を走るバルカン山脈と南側のスレドナ・ゴラ(Sredna Gora)山脈に挟まれた通称「バラの谷」(Rose Dolina、Rose Valley)を代表する街の一つです。

他のヨーロッパの都市と同じく中心部は歩いて回れるくらいこじんまりしています。

バラ、精油、それとその関連産業、たとえば蒸留所で使用する銅製の釜や容器の製造・加工などで栄えています。

カザンラク街の風景


5月から6月、この街に到着して列車を下りるとブルガリアローズの香りを肌に感じるかもしれません。

これほど素敵な香りのする街ははじめてです。

昔はそうでもなかったと思いますが、近年では観光都市としても力を入れているためか、清掃なども行き届きヨーロッパの都市としては綺麗です(ゴミが落ちていない)。

あちらこちらにバラが咲いています。まあ、でもこれは観光客向けのバラで精油とは無関係です。

毎年6月の始めにはバラ祭りが開催され、世界中から多くの観光客を引き寄せます。

  • (2017-08-12)

バラ蒸留所さんの取材

取材へ


香水の制作にローズオイルは欠かせません。その最大の産地がブルガリアです。ブルガリアのローズは、世界の香水産業を支えていると言っても過言でないかもしれません。

そこでブルガリアのバラの谷へ見学に行く香水関係者は少なくありません。

私もチャンスがあり、知人の紹介を受け、バラの谷にあるある蒸留所さんに向かいました。

ブルガリアの首都ソフィアから電車で数時間。途中、運悪く電車が止まり(英語が通じなかったので、今でも何が起きたか不明ですが)、バスなどに乗り換えながらカザンラクという街を目指しました。

  • (2017-08-12)

「バラの谷」とバラ蒸留所

「バラの谷」と蒸留所


ダマスクローズの世界最大の産地はブルガリアです。

ブルガリアの中央部には「バラの谷」と呼ばれる有名なバラ産地があります。

ここで大量のダマスクローズが栽培され、ローズオイルとローズウォーターが生産されています。

バラの谷 風景
(ブルガリア「バラの谷」の眺望。大きな二つの山脈に挟まれているため Rose Valley - 谷 と表記されますが、見た目は平原)


この記事は、バラの谷にあるある蒸留所さんに取材に行った時の記事です。

弊社発行の『香る生活』(2006年)に掲載したものを個人名や蒸留所名を削除して公開いたします。

バラ蒸留所さんの雰囲気と、1900年代、社会主義国家から自由主義国家へと移行したブルガリアのちょっと複雑な事情を感じてもらえるかもしれません。
  • (2017-08-12)

アロマテラピー

ダマスクローズ(ブルガリアンローズ)とアロマ



アロマの意味は、芳香や香りですが「アロマ」といえば、日本では一般に「アロマテラピー」を指すことが多いようです。

アロマテラピーは「芳香療法」と訳されますが、薬事法の規制に基づく医療ではなく、どちらかといえば民間療法的な心身の健康法です


アロマテラピーの起源


アロマテラピーというコトバと考え方は、フランスの香料科学者だったルネ・モーリス・ガットフォセの学会発表(1928年)および著作『Aromatherapy』から生まれました。

ガットフォセは、実験中に手に火傷を負いとっさに近くにあったラベンダー精油を付けてみると治りが早いことを発見します。

ラベンダー精油に治療効果があることを知り、ラベンダー精油の潜在能力や医療への応用に目覚めたとあります。ラベンダー精油だけでなく、精油全体への研究へと発展していきました。


昔から存在した植物療法とアロマテラピーの違い


しかし、切り傷・火傷・打撲から病気の際のクスリとして薬草を使う療法は世界中の民族に見られる普遍的なアイデアであり、珍しいことではありません。

アロマテラピーの特徴は植物でも、とくに「精油」という植物内に含まれる特殊なオイル(*1)がキーになっている点と、治療効果に精油の薬効とともに「香り」の効能を上げている点が新しかったと思われます。

「香り」自体に火傷のような物理的な疾患に効果があるかどうかという点は、現代でもかなり熱い議論が続いていますが、香りの効果がアロマテラピーでは重要なファクターになっている点が特徴です。

(*1)「精油」は、植物に含まれるオイルですが、オリーブオイルやゴマ油のようなべっとり重量感があるオイルは一般に指しません。揮発性があり、香りが優れた芳香性があるオイルを指します。

  • (2017-08-12)
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