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| ダマスクローズBlog

精油 = エッセンシャルオイル

エッセンシャルオイル(ローズオットー)


ダマスクローズは、花びらからオイルが採取できます。

一般に植物を水蒸気蒸留という方法(釜ゆで方式)で採取されたオイルは「エッセンシャルオイル」(精油)と呼ばれます。

ヘキサンなどの溶剤に植物を溶かして、その溶剤を飛ばして採取するオイルを「アブソリュート」と呼びます。

ダマスクローズのオイルは、エッセンシャルオイル、アブソリュートともに採取可能ですが、エッセンシャルオイルの方が一般的には人気があるようです。

ブルガリアで生産されるブルガリアンローズ(ダマスクローズ)のエッセンシャルオイルは、とくに「ローズオットー」と呼ばれ、大変高額な取引が行われています。


資産と見なされるローズオットー


私が現地のブルガリア人から聞いた話では、ローズオットーは、現地では銀行の"担保"になるとのことです。

その意味は、ブルガリアンローズ(ダマスクローズ)の精油には、"財産・資産"として価値があることを意味します。


わずかな量しか生産できないローズオットー


ブルガリ・バラの谷を車で走ると、見渡すかぎりの広大なバラ畑が拡がり、感動的です。

しかし、この広大なバラ畑からどれくらいのエッセンシャルオイルが採取されるのでしょうか?きわめて大雑把に言うと、なんと1ヘクタールの畑から、わずか1キログラム。

咲き誇るダマスクローズの花は、オイルが最大に含まれる頃合いを見計らって、多くの季節労働者を集めて手摘みされます。100m四方の畑から集められる花は3トンから4トン。

すぐに蒸留所に運んで、数時間後に抽出されるオイルは1kg。

片手で持てる小瓶に詰められた黄金色の液体が、どれほど高価で稀少なモノか作業を見ているとヒシヒシと実感がわいてきます。

※「季節労働者」は、以前はジプシーと呼ばれる移動民族の人々が多かったようです。ヨーロッパの複雑な民族事情は、奥が深そうです。

  • (2017-08-12)

「ダマスク」というコトバの由来

古都ダマスカス


ダマスカスまたはダマスクスは、シリア・アラブ共和国の首都です。シリアは、世界的な古都で「世界一古くから人が住み続けている都市」とも言われます。

チュニジアのジャスミン革命(2011年)の影響を受け、アサド政権のシリア政府軍と革命派の武力衝突がはじまりました。

現在では、IS(イスラミック・ステイト)、さらにクルド人勢力を含む多様な勢力による事実上の内戦状態にあり、都市としてのダマスカスは危機的状況にあります。

「ダマスクローズ」は、この古都ダマスカスから命名されました。

また、ダマスカスから命名された言葉に「ダマスク織り」があります。

ダマスク織りとはシルク(絹)をはじめ羊毛や綿で繊細な模様が両面に織り込まれた布またはその技法を指します。

アラビア絨毯を思い浮かべるとイメージしやすいです。あまりにもすばらしいためシルクロードに乗って東西に運ばれましたが「ダマスカスから来た織物」という意味で「ダマスク」と呼ばれるようになりました。

シルクロードの西の基点は、シリアのアンティオキアと言われます。

この街は、ダマスカスに近い北方の街で、シルクロードの起点・終点であり、ローマ・地中海エリア、そしてヨーロッパへの交易の起点・終点になっており、東西交易の要の都市でした。

この意味で、ダマスカスは古来、東西世界・東西文化が交差する中間地点だったと言えます。


ヨーロッパに渡ったダマスクローズ


ダマスクローズは、1200年代、十字軍の Robert de Brie という人がペルシアから持ち帰ったとされます。

現地名が存在したと思われますが、ダマスクローズは、そのバラに対して命名された言葉とされています。

一説にローマ人がイングランドに持ち込んだバラが、ダマスクローズの由来という説もありますが、どちらも「ダマスカスから来たバラ」や「ダマスカスのバラ」程度の意味です。

それまでヨーロッパにはなかった香りのバラだったため、ヨーロッパ人はその芳香に驚き酔いしれたことでしょう。

  • (2017-08-12)

現代バラとオールドローズの違い

現代バラとオールドローズの違い


ダマスクローズとは、バラの一品種です。現在お花屋さんで目にするバラは多くがモダンローズと呼ばれる品種改良されたバラです。

しかし、ダマスクローズは人為的な品種改良される前のオールドローズに属するバラです。

花や花弁に含まれる強く優雅な芳香が特徴です。

そのため、観賞用としてでなくローズオイルやローズウォーターを採取するための農業生産用のバラとして有名です。

香水に配合するローズオイルは、主に2種類(*1)しかなく、ダマスクローズは香水業界にとっても最も重要なバラです。

(*1)ダマスクローズとセンティフォーリア(センティフォリア)

モダンローズからは、残念ながらローズオイルやローズウォーターの採取は工業的には行われていません。あまりにも採取量が少ないためです。


ダマスクローズの特徴:花の容姿


ダマスクローズは、キリリとした格調高いモダンローズに見慣れている私たちからすると、素朴な印象を受けます。

多弁・丸弁のダマスクローズはチョウチョのようにヒラヒラした感じで、アサガオかキキョウのような感じで、とても優雅なローズの風情は感じられません。

ローズ原種に近いバラほど、たとえば、このダマスクローズや野バラなど、素朴でカワイらしいものが多いようです。

花のサイズは、小さめ5-8cm、ほとんどがピンク色の薄いヒラヒラした花びらを重ね合わせるように咲きます。白いアルバ種というダマスクローズの一種もあります。

一枝に数個、私が数えた範囲では、1個から5個くらいの花を付けます。

適度に分散するため1-2mの灌木全体がピンクの水玉模様に見えます。


ダマスクローズの特徴:芳香


ダマスクローズの特徴は、なんといってもその妖艶な香りでしょう。強く甘くフルーティな香りを発します。

たとえば、ダマスクローズの産地として有名なバラの谷・カザンラクでは町全体がダマスクローズの香りで覆われます。

もっともカザンラクの場合は、蒸留所もあるため地域全体にバラの香りを拡散する役割も果たしています。


ダマスクローズの特徴:医薬品として


ブルガリアで聞いた話ですが、現地ではローズオイルは、肝臓によりオイルとして珍重されているそうです。

ただし、高価なので一般の人が気軽に飲めるものではありません。

ダマスクローズから作ったバラ茶やバラジャムなどは、非常にポピュラーで一般の人々も日常的に食べられているそうです。

また、胃腸系に効果があるとされ、ローズオイルやローズウォーターを毎朝飲んでいる人もいます。

日本にもいますが、なかなか高価な健康自然食品ですね。


  • (2017-08-12)

ダマスクローズの特徴

お花屋さんの現代バラとは違うバラ


ダマスクローズはバラの一種です。

古代バラに属するバラで、現代のバラと比較すると容姿が素朴で、街のお花屋さんで販売されていることは滅多にありません。

にもかかわらず、ダマスクローズは香水産業にとって特別なバラです。


特徴 = 香りのよさ・強さ


香りの強さと華やかさは、ほかのバラよりもパワフルで、香水に使用されるバラといえば、デフォルトでダマスクローズを意味します。

お花屋さんで販売されている観賞用のバラは、おおむね、現代バラです。

香りは感じられますが、香りのエッセンス(香料、つまり、ここではローズオイル)は採取不可能です。

単純に、花びらや花内部にそのようなオイルが含まれていないことが原因です。

その点、ダマスクローズには香りのエッセンスが豊富に含まれており、これがオイルの元となります。

ただし、「他のバラと比較して豊富」というレベルであり、絶対量の希少性は言うまでもありません。
  • (2017-08-12)

ブログの目的・・・おもしろ雑学
このブログでは、ダマスクローズの話題を取り上げていきます。


ダマスクローズの別名


ダマスクローズは、厳密には同じではありませんが、別名として下記のように呼ばれることがあります。

・ブルガリアンローズ
・オールドローズ

呼ばれ方が多いということは、それだけ多くの人に認知され、人々との関わりも深いということです。


いろいろな使われ方


ダマスクローズは、観賞用の花としてだけでなく、花びらはジャムやお菓子に利用されます。

また、花びらから採れる精油(ローズオイル)は、香水やフレグランスへの利用、コスメへの応用、また高級食材として利用されます。


特別なローズオイル


ダマスクローズの精油(ローズオイル)は、とくに「ローズオットー」という別名を持つほどで、数ある植物の精油の中では、特別な存在感があります。

また、ローズオットー(ローズオイル)の採取の際、副産物として生成されるローズウォーターも食品・飲料水・スイーツ、そして、コスメなどへ応用されます。


このブログの目的


このように、香水やフレグランス、食品。スイーツの原料として人気が高いダマスクローズの話題を集めました。

香りのダマスクローズの特徴、アロマ、エッセンシャルオイル、歴史、現代バラの深い関係・・・おもしろく役に立つダマスクローズの話題になることを祈ります。


  • (2017-08-12)

筆者紹介
このブログは、国分タロウが書いております。武蔵野ワークス、マーケティング担当です。


ビジネス全般


以前は、銀行や証券会社にてIT関連の仕事をしておりますが、事情により、2006年より武蔵野ワークスの香水ビジネスに参加しております。

商品開発の際は、コンセプト作り・製品開発・臨床試験・マーケティング・販売まで直接関わります。


毎日が勉強


10年以上、香水開発・コスメ開発に携わってきました。ひたすら毎日が勉強です。

しかし、香水に関しては調香はやりません。また、コスメ製品の開発・処方作成も、詳細はプロの技術者に制作を依頼しています。

マーケティングをメインの仕事として、上記の処方作成などは日々勉強中です。

当社の製品の中で、私の発案で製品化された商品は「ブルガリアンローズ・ジェル」と「ベタガード」です。


ブログ


このブログ( ダマスクローズBlog )以外、下記の通り

香水Biz備忘録
顔・ワセリン



【武蔵野ワークスの紹介】
武蔵野ワークスは、1996年に創業した日本の香水ブランドです。東京郊外の武蔵野の地で創業しました。

和の花をテーマにしたオードパルファム「フローラル・フォーシーズンズシリーズ」(Floral 4 Seasons)が、当社のメインブランドです。当社香水製品の中で、もっともダマスクローズを使用する香水は、数量・期間限定「ローズの贈り物」です。

また、ブルガリアンローズの香りをテーマにしたスキンケア「ブルガリアンローズジェル」は、ダマスクローズオイルの香りを成分無調整で配合したスキンケア・コスメです。

  • (2017-08-12)
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