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現代バラとオールドローズの違い

現代バラとオールドローズの違い


ダマスクローズとは、バラの一品種です。現在お花屋さんで目にするバラは多くがモダンローズと呼ばれる品種改良されたバラです。

しかし、ダマスクローズは人為的な品種改良される前のオールドローズに属するバラです。

花や花弁に含まれる強く優雅な芳香が特徴です。

そのため、観賞用としてでなくローズオイルやローズウォーターを採取するための農業生産用のバラとして有名です。

香水に配合するローズオイルは、主に2種類(*1)しかなく、ダマスクローズは香水業界にとっても最も重要なバラです。

(*1)ダマスクローズとセンティフォーリア(センティフォリア)

モダンローズからは、残念ながらローズオイルやローズウォーターの採取は工業的には行われていません。あまりにも採取量が少ないためです。


ダマスクローズの特徴:花の容姿


ダマスクローズは、キリリとした格調高いモダンローズに見慣れている私たちからすると、素朴な印象を受けます。

多弁・丸弁のダマスクローズはチョウチョのようにヒラヒラした感じで、アサガオかキキョウのような感じで、とても優雅なローズの風情は感じられません。

ローズ原種に近いバラほど、たとえば、このダマスクローズや野バラなど、素朴でカワイらしいものが多いようです。

花のサイズは、小さめ5-8cm、ほとんどがピンク色の薄いヒラヒラした花びらを重ね合わせるように咲きます。白いアルバ種というダマスクローズの一種もあります。

一枝に数個、私が数えた範囲では、1個から5個くらいの花を付けます。

適度に分散するため1-2mの灌木全体がピンクの水玉模様に見えます。


ダマスクローズの特徴:芳香


ダマスクローズの特徴は、なんといってもその妖艶な香りでしょう。強く甘くフルーティな香りを発します。

たとえば、ダマスクローズの産地として有名なバラの谷・カザンラクでは町全体がダマスクローズの香りで覆われます。

もっともカザンラクの場合は、蒸留所もあるため地域全体にバラの香りを拡散する役割も果たしています。


ダマスクローズの特徴:医薬品として


ブルガリアで聞いた話ですが、現地ではローズオイルは、肝臓によりオイルとして珍重されているそうです。

ただし、高価なので一般の人が気軽に飲めるものではありません。

ダマスクローズから作ったバラ茶やバラジャムなどは、非常にポピュラーで一般の人々も日常的に食べられているそうです。

また、胃腸系に効果があるとされ、ローズオイルやローズウォーターを毎朝飲んでいる人もいます。

日本にもいますが、なかなか高価な健康自然食品ですね。


  • (2017-08-12)
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