金木犀おもしろ話題集(2018)
キンモクセイの開花情報やキンモクセイの話題を集めました
大気汚染とキンモクセイ |
キンモクセイは、硫黄酸化物(SOx)や二酸化硫黄(SO2)などによる大気汚染に比較的弱いことが知られています。
よって、トラックや自動車が激しく道路脇などでは成長が遅かったり花が付きにくいなどの現象が見られます。1970年代、日本の高度成長期では大気汚染が深刻となりましたが、東京や大阪などの大都市では、花を付けないキンモクセイが話題になりました。
実際、生育状況も悪く、やがて大都市からキンモクセイが消えるのではないかと心配された時代があったんですね。今では日本中を埋め尽くす勢いのキンモクセイですが、これも日本の大気汚染がかなり改善されたことを意味するのでしょうか?
石油には硫黄酸化物が微量含まれていますが、精製技術が未熟だった30年くらい前まで自動車の排出ガスには微量に含まれていました。しかし、現在はかなり改善されています(現在は、むしろ給油時に飛散するPM2.5が問題でしょうか)