ローマ時代から奇跡の薬草ローズマリー
  • (2018-06-21)

迷信でも凄いローズマリー


ローズマリーは、ギリシア・ローマ時代から愛用されてきましたが、当時は、どちらかと言えば、「邪悪な悪霊から身を守る薬草」といった迷信的な信仰がありました。

たとえば、ローズマリーは「邪悪な人の庭には生えない」とも信じられていたようです(そんなことはない、どんな人の庭であろうとローズマリーに適した環境であれば生えます)。


どれだけ古くから愛されているか


ローズマリーが人類の記述に残された最初のものは、紀元前5世紀の石版そうです(しかも、くさび文字で書かれているとか)。

これは、世界最古の記述と思われるのですが、ローズマリーの利用自体は、そのずっと前からということになります。

どれくらい古くから人類とともにあるのか、空想もできません。


医薬ハーブの聖典に見られるローズマリー


その後、ローマ時代のペダニウス・ディオスコリデスが書いた『マテリア・メディカ』(日本語では『薬物誌』とも呼ばれる)にローズマリーの記述があります。

『マテリア・メディカ』は、ヨーロッパの歴史において、もっとも影響力のある薬草学の本です。この本の中で、ローズマリーは、非常に優れたパワープラント(薬草)として描かれています。

医療と美容に最適と書かれており、その内容は

(1) ローズマリーの葉を煮て、その水で顔を洗う
(2) ローズマリーの葉の香りを嗅ぐ、心身の若さの維持に役立つ
(3) お茶として飲む、ほぼすべての病気に効果がある



(出典):"The History of the Magical Rosemary Plant"
http://www.adlunamlabs.com/History_of_Rosemary.html

  • (2018-06-21)
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