トップ > 品質の問題

品質の問題

当社製品で発生しやすい品質に関するトラブルとそれに対する当社の考え方です。

商品には不純物・異物などが混入しないように注意深く製造していますが、製品製造後に原料から気温や時間経過とともに自然発生的に生成する不純物や異物が存在することがあります。

それがオリや白濁(にごり)です。当社では溶剤・界面活性剤などの配合を極力少なくする方針で製造しており、微少なオリや若干の白濁を許容しております。

香水のオリ

フローラル・フォーシーズンズ(当社製品のメインプロダクト)の中には時間や季節によって澱(オリ、おり)が発生する場合があります。

「澱」(おり)とは、香料成分がアルコールに溶けきれずに浮遊物や沈殿物となって香水内に生成する異物です。主に天然香料などに含まれるタンパク成分やワックス成分が原因です。

オリは、香料調合時や香水瓶への充填時にフィルタリングによって濾過・除去されますが、完全に液化している場合は目の細かいフィルター(濾紙・濾過装置)を使用しても完全には除去できない場合があります。

そのため数ヶ月後、数年後に再生成して沈殿したり浮遊物のようになる場合があります。また、季節的には冬場に発生するケースがあります。

澱(オリ)の解決には界面活性剤や高分子多糖類や鉱物性物質などの添加剤(澱下げ剤)を使用することも一つの方法ですが、当社では界面活性剤や澱下げ剤などは極力使用しない方針を掲げております。

澱(オリ)を事前に落とす低温保管&濾過(フィルタリング)という伝統的な製法で澱(オリ)の除去を行っています。

しかし、過剰なオリの除去は天然成分のエッセンス本体の除去にもつながり、徹底的なオリ取りは行っておりません。とくに天然香料(ローズオイルのようにワックス成分を含む精油など)には澱(オリ)発生リスクが一般に高いと言えます。

「不良品」と見なすオリのサイズや形状・状態などは明文化しておりませんが、お客さまが許容できないと感じられる場合は「不良品」として対応させていただきますが、ある程度の小さなオリに関してましては、許容いただけるようお客さまにお願いしております。

・フローラル・フォーシーズンズでオリが発生しやすいアイテム・・・金木犀、白檀



白濁

オリ同様、香料がアルコールや水と完全に溶解しない場合に発生することがあります。柑橘系の天然香料が比較的白濁することが知られています。柑橘系の天然香料(ベルガモット、レモン、オレンジ、グレープフルーツなど)は多くの種類の香水に多かれ少なかれ使用されることが多く、フローラル・フォーシーズンズにも多用されています。

解決方法として界面活性剤を添加する、溶剤を使用するなどの手法がありますが、当社では完全な透明度を求めるよりかすかな白濁に対しては許容するポリシーを掲げております。

「不良品」と見なす白濁の程度は明文化しておりませんが、お客さまが許容できないと感じられる場合は「不良品」として対応させていただきますが、ある程度の小さなオリに関してましては、許容いただけるようお客さまにお願いしております。

・フローラル・フォーシーズンズで白濁が発生しやすいアイテム・・・白檀、上海、ういきょう(フェンネル)、睡蓮